2 解剖学的特徴
大動脈縮窄は,大動脈のいずれかの部位の狭窄を意味するが,先天性心疾患では多くの場合,動脈管近辺の狭窄である.大動脈弓離断は,大動脈弓のいずれかの部位の連続性が断たれた状態である.
大動脈縮窄は,合併奇形を認めない単純型と,心内奇形を合併する大動脈縮窄複合に分けられる.大動脈縮窄複合や大動脈弓離断では,心室中隔欠損を合併することが多いが,他に大動脈二尖弁,大動脈弁狭窄,大動脈弁下狭窄,僧帽弁疾患などを合併することがある.
次へ
Ⅱ 各論
>
6 大動脈縮窄・大動脈弓離断
> 2 解剖学的特徴
目次
SiteMap
戻る
先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)
Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)