1 はじめに
 患者の日常生活管理上,遠隔期の問題点として心不全は重要な位置を占める.先天性心疾患術後遠隔期の心不全は,主に慢性心不全で,時に急性増悪を来たし急性心不全治療を必要とする場合がある.日本循環器学会『慢性心不全治療ガイドライン』(松崎益徳班長)と日本小児循環器学会学術委員会(石川司朗班長)作成の『小児心不全薬物治療ガイドライン』を参照54),55)
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先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)

Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)