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5 術後の侵襲的治療
DORVの再手術に関する報告は少なく,明確な基準はない.DORVの再手術は22%から54%である
497),500),503),504)
.再手術法の適応は狭窄病変(大動脈弁下狭窄,大動脈弁上,右室流出路,肺動脈,心外導管,大動脈縮窄)や合併する僧帽弁閉鎖不全,残存心室中隔欠損などである.
動脈スイッチ術に伴う肺動脈狭窄や,心外導管を用いた右室流出路再建に伴う導管狭窄や肺動脈狭窄に関しては,各項目を参照されたい.DORVに見られる特徴的な大動脈弁下狭窄は0~ 10%に発生し
494),497),500),504),505)
,noncommitted VSD型では再手術率が有意に高い
497),499)
.
術後の大動脈弁下狭窄に対する手術治療は5%程度に行われ
497)
,左室から大動脈までの間の,心室中隔欠損孔やトンネル内ならびに大動脈弁下の狭窄が弁下狭窄の原因である
502)
.術後の大動脈弁下狭窄は,収縮期圧較差が50mmHg前後で手術が検討される(クラスⅡ a,レベルC
)502)
.
Ⅱ 各論
>
3 両大血管右室起始
> 5 術後の侵襲的治療
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先天性心疾患術後遠隔期の管理・侵襲的治療に関するガイドライン
(2012年改訂版)
Guidelines for Management and Re-interventional Therapy in Patients with Congenital Heart Disease Long-term after Initial Repair(JCS2012)